過去の講座2010

■ 読者のつどい

講座名 日程 会場 状況報告
薬草講座 5月29日(土)~5月31日(月) ホテル季古里   (岐阜県飛騨市) 終了報告
養蜂講座 6月19日(金)~20日(日) 藤原養蜂場    (岩手県盛岡市) 終了報告
哲学講座 8月7日(土)~8日(日) 農文協栂池センター(長野県栂池高原) 終了
加工講座 9月29日(水)~10月1日(金) 農文協栂池センター(長野県栂池高原) 終了
有機農業講座〈基礎編〉 10月13日(水) 赤坂区民センター (東京都港区) 終了
有機農業講座〈初級編〉 10月27日(水)~29日(金) 農文協栂池センター(長野県栂池高原) 終了

■ 信州くらし体験塾

講座名 日程 会場 状況報告
玄米味噌づくりと春の山菜を楽しむ 第1回 5月8日(土)~9日(日)
第2回 5月15日(土)~16日(日)
農文協栂池センター(長野県栂池高原) 終了
日本ミツバチと友だちになろう 第1回 7月29日(木)~30日(金) 東京からのバスツアーあり
第2回 7月31日(土)~8月1日(日)
農文協栂池センター(長野県栂池高原) 終了報告
信州つけもの体験道場 第1回 11月27日(土)~28日(日)
第2回 12月4日(土)~5日(日)
農文協栂池センター(長野県栂池高原) 終了報告

12月20日

先日の講座で参加者がつくりお預かりしていた野沢菜を、栂池センターから発送しました。

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熟成を待つ参加者の樽

今回は、約2~3kg程度の発送です。
どれも、良い感じに漬かっていたとのことでした。

煮干と唐辛子(鷹の爪)、干した柿の皮、大豆(酸化を緩める)を入れて漬けました。

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発送はクール便(冷蔵)、しかも栂池高原の雪入り。

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第2回の発送は1月12日ごろを予定しています。

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昨年に引き続き、「信州つけもの体験道場」を開催しました。

今回参加していただいたのは、第1回(11月)が14名、第2回(12月)が9名。ほとんどが農文協の雑誌「うかたま」パルシステムセカンドリーグ情報誌「のんびる」の読者の方で、昔ながらの「食」や「くらし」を大切に考えていらっしゃる方々でした。

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野沢菜畑で収穫作業

「畑に植わっている野沢菜って見たことありますか?」小川村に向かうバスの中で、そんな話から始まりました。ほとんどの方が「野沢菜漬」は食べたことがあるけれど、つけものの姿でしか見たことがないということでしたので、その大きさや根っこのようすは、実際に畑で見て確かめていただきました。抜いてみたら、根っこに「カブ」が付いているとわかってびっくり。また、その場で生のままの茎をかじったら、甘くてさらにびっくり!

畑での指導は、畑の持ち主で2年半前から小川村に移り住み、有機栽培で野菜をつくり宅配で出荷されている河辺寛之さん。無農薬でつくった野沢菜をみんなでどんどん抜いて、包丁でカブを切り落とし、稲わらで5kgずつの束にします。軽トラの荷台は収穫した野沢菜でみるみる一杯になりました。

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囲炉裏でおやきを焼く

小川村の農家、吉田とし子さんのお宅には、築200年以上の家屋と囲炉裏があります。収穫作業のあとは、その囲炉裏を囲んで、吉田さん手作りの「灰焼きおやき」を食べさせていただきました。地粉に水と少々の塩だけで作る生地で包んだおやきは、表面を軽く焼いた後、囲炉裏の灰の中でゆっくりと熱を加えてつくるもので、信州でもこの昔ながらの方法でつくったものはそうそう食べることはできません。雑穀や豆を作っている吉田さんならではの、雑穀入りの餅も囲炉裏で焼いて食べました。囲炉裏の火をただ見ているだけでほっとするのは、なぜでしょう。囲炉裏にかかる「自在かぎ」のメカニズムに感心し、豆殻をくべ、竹筒で空気を入れながら、のんびり火を見つめていました。

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お菜洗い

作業は夕方からが本番! 宿泊地である農文協栂池(つがいけ)センターは、小川村から北へ車で40分、新潟にほど近く、白馬連邦のふもと、標高も1000m近くにあり、すでに何回か雪が降っています(まだ積もってはいませんが)。
野沢菜は、信州では「お菜」と呼ばれ、0度近くの冷たい空気の中での大量の「お菜洗い」は実に大変な作業ですが、おいしい野沢菜漬けをつくるためにも、その苦労をしっかり体験していただきました。多少お湯も使いましたが、冷たい水の中で素手で茎の間に手を入れて泥を落とす作業で、みるみる手は真っ赤に。

野沢菜を大きさに分け、大きな根元に切り込みを入れ、たらいの中で下洗い。それを流水で洗い流し、5kgずつ重さを量ったら、3%の塩を振りながら、大樽に積み重ねます。「えっ、こんなにたくさん入るの?!」というくらい積み重ねては、全体重をかけて押し込んでいきます。この流れ作業をみんなで交代しながら、一致団結してきびきびと進めていきます。早く終わらせないと、夕食が食べられない!!

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洗ったお菜は5kgずつに

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全身で樽に押し込む

夕食後は自由時間。つけものの指導してくださった池田玲子さん(長野農村文化協会)が、真綿づくりを教えてくださいました。かいこが二つ入った繭は絹糸にしにくいので、苛性ソーダでやわらかく煮たものを1つずつお手製の木枠に拡げ、10枚ほど重ねていきます。真水で洗って乾かせば「真綿」の完成。昔は小さな子どもは風邪のとき首にまいたそうですし、背中に入れてもとても暖かかったとのことでした。おみやげが一つ増えました。

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真綿づくりにも挑戦

信州の農家の主婦は、野沢菜漬けをつくる際には、下漬けの時点できちんと水があがるように、重石が傾いていないか、塩水を足しながら、夜通し起きて重石が乗った漬物を見守るのだそうです。今回はそれも体験してもらうことに。夜中も交代で2~3時間おきに漬物のようすを見に行ってもらいました。

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郷土のつけもの集合!

2日目の朝食では、「郷土の自慢の漬物があったら持ってきてくださいね」との呼びかけで全国各地の漬物や自家製の色とりどりの漬物が集まり、あったかいごはんやお茶との友として、じっくり堪能させていただきました。ご持参いただいた皆さん、ありがとうございました。

この日は、池田玲子さんのお話をじっくり聞いていただくところから。信州の家庭にとっての野沢菜漬けなどつけものや保存食のこと、野菜は干すことによっておいしくなるという話や、信州に伝わる行事やくらしに関わる慣わしの意味などを、「信州のおばあちゃんの話」として伝えてくださいました。クリスマスに来るのはサンタクロース、ではお正月には誰が来るでしょう?

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池田玲子さんのお話を聞く

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大根の根元と先の味の違いは実際に食べて確かめよう

いよいよ本漬け。5kgずつ取り、自分の樽に詰めていきます。煮干と鷹の爪(とうがらし)、柿の皮と酸化を遅らす大豆をぱらりと加え、3%の塩水に漬けて重石を乗せ、自分の名前をつけて倉庫の棚に入れました。この天然の冷蔵庫の中で、野沢菜は静かに熟成していきます。お届けは12月20日ごろと1月10日の2回に分けてクール便で。

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一人分5kgはこの量です

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干した大根を糠に並べる

大根は前もって収穫し、洗って干しておいたものを糠漬けにしました。炒り糠に塩と昆布、柿の皮となすの葉を干したものを加え、大樽に大根を並べながら、これをかけていきます。最後に大根の葉を形よく並べ、重石をして倉庫に。できあがった漬物は、1月の野沢菜漬けと一緒にお届けします。

さらに、おみやげ用には「切り漬け」と呼ばれる、野沢菜を切って浅漬けにしたものもつくり、みなさんで分けました。おうちに帰って、すぐにぱりぱりとおいしい野沢菜漬けを食べることができました!

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おやきの包み方実習

最後は、吉田さんによるおやきの包み方の実習です。生地を手で広げていくコツを教わり、実際に野沢菜など野菜を煮たものや小豆あんなどを包んで、今度は蒸したおやきをつくり、お昼に食べていただきました。

つけものを漬けるだけでは終わらない、もりだくさんの講座になりました。参加していただいた皆様、お疲れ様でした。大変な作業だった分、おいしい漬物ができあがることを期待しましょう!

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野沢菜漬け

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大根糠漬け

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野沢菜切り漬け

2010年度の「農文協 読者のつどい」全5講座は、無事終了いたしました。

今年もたくさんの参加者にお集まりいただきまして、本当にありがとうございました。

どの講座も、みなさん、熱心に講義をお聞きいただき、積極的に質問やご意見を言っていただき、充実した講座となりました。また、講師からは朝から晩まで時間をかけて、参加者の相談などに丁寧に対応していただきました。そして、参加者のみなさん同士の交流も和んだ雰囲気の中であちこちで見ることができました。

また、来年度も講座を継続して開催していきます。どんな講座になるかは、来春のお楽しみ。

2011年5月号の『現代農業』(4月初旬発売)で、最初にご案内いたしますので、来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

(2010年11月10日 農文協「読者のつどい」事務局)

持ち物:
エプロン、帽子または三角巾(バンダナ)、タオル2枚くらい、軍手
筆記用具、歯ブラシ等洗面道具、パジャマ、防寒具、カイロなど
* ご自身の地域で自慢の漬物があれば、ぜひご持参ください。2日目朝食時に皆さんで味わいましょう。
* 長靴は、男性サイズですがこちらでご用意します(農作業および漬物づくりで使用)。

当日の注意事項

*栂池高原は、標高が930mあり、10月の終わりにすでに初雪が降りました。当日も降雪の可能性がありますので、お車の方はスタッドレスタイヤまたはチェーンが必携です。

*集合後、そのまま小川村にマイクロバスで移動し、畑で大根と野沢菜の収穫作業をします。畑では長靴をご用意する予定です。

*自家用車でお越しの方は、白馬村役場の駐車場(駅そば)に夕方まで駐車していただきます。小川村には、マイクロバス1台で向かいます。

*野沢菜を洗う作業は、宿泊場所の栂池センターで、日が落ちてから、屋外での作業になります。そのため、防寒と防風を考えた服装が望ましいと思います。ただし、茎の間まで野沢菜を洗うには、素手が一番。お湯が出ますので、ぬるま湯で洗いましょう。

*野沢菜は、初日夕方に大樽に下漬けし、翌日、それぞれの樽で本漬けする予定です(20型の樽で5kgを予定)。大根は事前に干しておいたものを、大樽一つに全員分一度に漬けます。お一人2本程度の予定です。また、その場で食べたり、お持ち帰りにできる、野沢菜の即席漬けもつくる予定です。

お届けについて

*1回目のお届けは、12月20日前後を予定しています。野沢菜漬けは3分の2ほどの量でお届けします。大根漬けもいっしょにお届けします。

*2回目のお届けは、1月下旬前後を予定しています。

*クール便でお送りします。野沢菜漬けは、樽から取り出したところから酸化が進みますので、できるだけ早く冷蔵庫に保存してください。

信州つけもの体験道場2日間のスケジュール

 
時間 内容

1日目

11/27(土)

12/4(土)

12:00 JR白馬駅改札口前に集合、参加者確認
12:10 マイクロバス乗車・出発(車内でスケジュールなど説明)
12:50 吉田とし子さんの家に到着、農作業のしたく、顔合わせ
13:20

河辺寛之さんの畑に移動し、野沢菜を収穫体験

収穫し束ね、トラックに積む

14:10

吉田とし子さんの家に移動、囲炉裏を囲んで団欒

おやきを作って囲炉裏で焼いて食べる、おやきや囲炉裏の話

15:40

農文協栂池センターに出発

途中、白馬村駐車場で、自家用車の方は乗り換える

16:20

栂池センター着、部屋に荷物を入れる

作業の段取りを説明後、野沢菜を洗い、大樽に下漬け(屋外)

18:20 入浴など自由に
19:00 夕食、自己紹介
20:30 信州の冬のくらしの話、体験クラフトなど(自由参加)

2日目

11/28(日)

12/5(日)

7:30

朝食・各地の漬物大集合!

講師や参加の皆様からお持ちいただいた漬物を味わいながら

9:00

漬物づくりのポイントを説明

大根を大樽に漬ける(たくわん)

野沢菜の本漬け(各自の樽に) 保管場所に設置

野沢菜の即席漬けをつくり、おみやげに

12:00 昼食
13:00 マイクロバスでJR白馬駅へ(自家用車の方はここで解散)

今年最後の「読者のつどい」。小祝政明さんの「有機農業講座・初級編」が定員35名に達しました。
今後は、キャンセル待ちとしてお受けいたします。キャンセル待ちでも、ご参加いただける場合も多いので、お考えの方は、メール等でお問い合わせください。

お問い合わせフォーム

今年も、すでに有機農業を営む農家やこれから本格的にはじめる方など、たくさんの方にお集まりいただきます。夕食後の補講の実施は小祝先生から積極的にご提案いただきました。

参加者のみなさんのよりおいしい作物を作りたいという気持ちと、小祝先生の知っている限りの情報を伝えたいという気持ちが、会場をとっても熱い「学び」と「交流」の場にしていきます。

テキスト2冊、『小祝政明の実践講座① 有機栽培の肥料と堆肥 つくり方・使い方』 と、『小祝政明の実践講座① 有機栽培の肥料と堆肥 つくり方・使い方』(いずれも農文協刊) は、一とおり読んでおいてください。

今年の有機農業講座・初級編のプログラムは、下記のとおりです。
ただし、予定ですので、進行状況により時間や内容が変わることもあります。

■10月27日(水) 1日目

13:00 開講・案内・参加者自己紹介

14:00 【基礎講座】有機栽培概論

     ○なぜ有機栽培で失敗するのか?
     ○有機質肥料の種類とその特性 など

18:30 夕食

20:00 【補講】概論について質疑・応答

22:00 交流会(自由参加)

■10月28日(木) 2日目

7:30  朝食

8:30  【実践講座】堆肥の見極め方・選び方

     ○現場でできるチェックポイント など

12:00 昼食

13:00 【実践講座】土壌診断と施肥設計の実際

     ○ドクターソイルを使った土壌診断
     ○パソコンと専用ソフトを使い施肥設計

18:30 夕食

20:00 【補講】作目別の施肥設計

22:00 交流会(自由参加)

■10月29日(金) 3日目

7:30  朝食

8:30  【復習】2日間で学んだこと

9:30  【試験】あなたはどのくらい理解できましたか?

10:00 修了証授与

10:30 【総括】まとめの話、質疑・応答、アンケート記入

12:00 昼食・解散

東京・新宿駅西口発着で、会場まで往復するバスツアーを追加でご用意しました。

●1日目

新宿駅西口発(7:15) ~ 白馬 ~ 小川村農家 ~ 農文協栂池センター

●2日目

農文協栂池センター(13:00発) ~ 道の駅 ~ 新宿駅西口着(18:30頃)

■バス代を含めた参加費

33,000円(新宿から往復のバス代、宿泊費、食事代、受講料、材料費、保険代)

※子どもの場合は5,000円引き

※部屋はグループごとに1室。個人の場合は相部屋が基本ですが、個室利用も2,000円アップでお受けします。お申し込みの際、メッセージ欄に記載してください。

※催行人数に満たない場合はバスが出ないこともありますので、ご了承ください。
(2010年11月5日 乗車人数が満たないため、新宿からのバスの運行は中止になりました)

 今年も加工講座のお申込が定員の35名に達しました。たくさんのお申込をいただきまして、ありがとうございました。
 なお、今後はキャンセル待ちとしてお申込をお受けいたします(一番下のお申込フォームからお申込ください)。毎年数名のキャンセルが出ることが多いので、チャンスはあるかも。可能な場合には直前のご連絡になる場合もありますが、、事務局よりお電話でご連絡いたします。むずかしい場合もご連絡いたしますので、しばらくお待ちください。
 ご不便おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

読者のつどい2018

読者のつどい